2023/07/29 08:47
ども!本日は前回の続きでガラスについてお話しします。
たまにセレスを使っても取れない!と言われるお客様がいます。大体はこうするといいですよとお伝えすると取れました!とのお声をいただくんですがどうしてもダメと言われる方がいらっしゃいます。
結論を言うと「それはウロコではなくガラスが変質してしまってるので取れません」
そ、、、そんな、、、長井いいいいい!!っと言われそうなんですがちゃんと理由があるんです。
まずガラスって溶けないって思ってる方が大半だと思います。だって酸性の薬品入れてるビンって溶けないじゃん!って言う方も知恵袋とかにいらっしゃいましたね。
まずビンとウィンドウガラスはガラスの質が違うので一緒にしないでください。
ウィンドウガラスは強酸で溶け、、、いや言い方変えると焼けます。
ガラスの白焼けで調べてもらうとたくさん出てきますね。主に住宅のガラスで施工される方がいらっしゃるので取れると思ってる方もいるでしょう。厳密には取れるんですが取ったら歪んで見にくくなるし割れやすくなります。家のガラスって移動しないし窓越しで見てて見えにくくなっても生死に直結しないし走行時の振動もないしほぼ飛び石もないでしょ?車はそうはいきません。危ないです。
なぜ白焼けが起こるのかについてはさまざまな原因があります。例えばカーシャンプーをケチって食器用洗剤を使う方や、やっすいシャンプーの成分がそれ準じるものだった場合です。きちんと流せてればいいんですが流し残しを長期間放置すると待機中の成分と化学反応してガラスが焼けます。
次にそもそも洗車しない方です。
洗車しないガラスにはこんなことが起こります。
雨が降って
ガラスに雨水が付着して放置します。すると
当たり前ですね
そのまままた雨が降ると
そしてまた蒸発を繰り返すわけですがこうなることで強固な鱗が形成されます。
このウロコとガラスは性質が似てましてガッチリガラスに張り付いてます。
そこに酸性の雨が降るわけです。主に火山とか温泉地とか工業地帯とかが近い地域は普通の酸性雨より強酸性の雨が降ってきます。
はい鱗の中に入った強酸性の雨はそこにとどまるわけです。すると
下に入り込んだ酸性雨が止まりガラスを凹ませます。この状態でセレスをかけますと
表面についてたウロコは砕かれ吹っ飛びますが凹んだ箇所はセレスが入り込んでも上からの力がかかりません
その凹んだ場所に入っても力がかからないから磨けません、、、、それにその表面はもうボロボロです。汚れじゃないのでボロボロになってない場所まで削らないといけません。
しかしそうすると凹凸になりレンズのようになるので見えにくくなります。さらに薄くなってるので割れやすいのです。
そしてそうなってしまったガラスがこちら
めちゃくちゃウロコに見えるでしょ?けどこれ凹んでます。ワイパーのないリアガラスなのでそのまま水滴が水垢になりウロコになりを繰り返してしまった奴です。これにセレス長時間当ててももう取れません。セレスだろうがどんな鱗取りだろうが無理です。交換しかありません。ガラスもっと溶かして取ろうとするとこうなります。
じゃあこうならないためにどうすればいいかですが簡単です。
雨降るたびに洗車してください。いやめんどくさぁ!?!?
嘘です。撥水コーティングを使いましょう。そもそもガラスに水が留まらなきゃいいんです。
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こんなにタマタマで流れて風で吹っ飛ぶし残った物もコーティングが守ってくれます。
これをかける前に必ずガラスの磨きをしてください!鱗の上にかけたらすぐ取れちゃいますので
はい長くなりましたがそんな感じです。こうならないためにも洗車をしっかりしましょう!
では!
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